北海道のジンギスカン|ホットプレートで簡単!ハチミツで作る手作りたれレシピ

Dish|料理

北海道の郷土料理として知られるジンギスカン。羊肉とたっぷりの野菜を一緒に焼き、羊肉の旨みを野菜にも移しながら食べるのが魅力です。

北海道で羊肉が食べられるようになった背景には、大正時代に羊毛生産を目的としてめん羊の飼育が盛んになりました。

その後、羊肉の消費を広げる中でジンギスカンが根付いたとされています。現在では北海道全域に伝わる代表的な郷土料理です。

今回は専用のジンギスカン鍋がなくても楽しめるように、ホットプレートを使った家庭版をご紹介します。

材料(3〜4人分)

ジンギスカン

  • ラム肉……400〜500g
  • 玉ねぎ……1個
  • もやし……1袋
  • キャベツ……1/4個
  • ピーマン(好みでカラーピーマンも)……2個
  • にんじん……1/2本
  • かぼちゃ……適量
  • じゃがいも……適量
  • 椎茸……適量
  • 牛脂……少量

冷凍の丸いロールラム肉でも、生ラムでも作れます。

ハチミツで作る手作りジンギスカンのたれ

  • 醤油……大さじ4
  • 酒……大さじ2
  • ハチミツ……大さじ1〜1と1/2
  • すりおろし玉ねぎ……大さじ2
  • すりおろしりんご……大さじ2
  • すりおろし生姜……小さじ1
  • すりおろしニンニク……小さじ1
  • レモン汁……小さじ1

少し濃厚にしたい場合は、味噌を小さじ1ほど加えてもおいしく仕上がります。

手作りだれの作り方

小鍋に酒を入れて軽く加熱し、アルコールを飛ばします。

醤油、すりおろした玉ねぎ・りんご、生姜、ニンニクを加えて弱火で2〜3分ほど加熱します。

火を止めて少し冷ましてから、ハチミツとレモン汁を加えます。

ポイント: ハチミツの風味を生かしたい場合は、グツグツ煮立てず、最後に加えるのがおすすめです。

 野菜を切る

玉ねぎは1cmほどの輪切りまたはくし形、キャベツは大きめ、ピーマンは縦切り、にんじん・かぼちゃ、じゃがいもは薄めに切ります。

 ホットプレートを温める

ホットプレートを180〜200℃程度に熱し、牛脂を薄くなじませます。

専用のジンギスカン鍋では羊肉から出る脂や肉汁が周囲の野菜へ流れる構造になっています。

ホットプレートではこれを再現するイメージで、中央付近にラム肉、その周囲に野菜を置いて焼きます。

野菜を先に焼く

玉ねぎ、キャベツ、にんじん、かぼちゃなど、じゃがいもなど、火の通りにくい野菜から焼き始めます。

少し火が通ったところでもやしとピーマン、椎茸を加えます。

④ ラム肉を焼く

中央にラム肉を広げます。

薄切りのロールラムなら火の通りが早いため、焼き過ぎないのがおいしく仕上げるコツです。

肉の色が変わり、中心部まで十分加熱できたら食べ頃です。

⑤ 手作りだれでいただく

焼き上がったラム肉と野菜を、ハチミツ入りの手作りだれにつけていただきます。

野菜にはラム肉の脂と旨みがなじむので、シンプルな味付けでも十分おいしく食べることができます。

おいしく作るポイント

ロールラムは完全に解凍しなくてもOK。
薄くスライスされた冷凍ロール肉なら、半解凍程度から焼くと扱いやすくなります。
ラム肉は焼き過ぎない。
薄切り肉は火を入れ過ぎるとかたくなりやすいため、焼けたものから食べていきます。
野菜をたっぷり用意する。
玉ねぎやもやし、キャベツなどはラム肉の脂を受け止めておいしくなります。
牛脂を最初に少量使う。
植物油を使わずにホットプレートへ油をなじませられます。

今回のジンギスカンでは、調理油は牛脂を使い、ラム肉そのものの脂と旨みを利用して野菜を焼くスタイルにしました。

市販のジンギスカンだれではなく、醤油・玉ねぎ・りんご・生姜・ニンニクにハチミツを合わせて手作りすれば、甘さや塩分も自分好みの無添加のタレができます。

牛や羊などの反芻(はんすう)動物は、「第一胃(ルーメン)」に住む微生物のはたらきによって、食べた植物に含まれる多価不飽和脂肪酸(PUFA)を飽和脂肪酸などへ変化させています。これを「生物学的水素添加」と呼びます。

このしくみのおかげで、牛や羊の体脂肪は豚や鶏のような単胃動物に比べて、エサの影響を受けにくく、PUFAの割合も比較的低く抑えられやすいとされています。

PUFAを抑えたい食事では、ラム肉は取り入れやすい肉類のひとつと考えられます。

豆知識コラム|ジンギスカンはモンゴル料理?

「ジンギスカン」という名前から、モンゴル料理だと思われることがありますが、現在の日本で親しまれているジンギスカンは北海道を代表する郷土料理です。

北海道でめん羊の飼育が盛んになったのは大正時代。第一次世界大戦によって羊毛の輸入が難しくなり、国内でのめん羊飼育が奨励されたことが背景にあります。

その後、羊肉の消費拡大などを背景に、ジンギスカンが北海道に根付いていったとされています。

発祥については諸説あり、昭和初期に中国料理の羊肉料理「烤羊肉(カオヤンロウ)」などを参考に、日本人向けに考案されたという説も紹介されています。

そして、あの独特な山型のジンギスカン鍋にも意味があります。中央部分で羊肉を焼き、そこから出た肉汁が溝を伝って周囲の野菜へ流れることで、ラム肉の旨みを野菜にもまとわせる仕組みになっています。

私の出身地の北海道では、ジンギスカンはお花見やキャンプ、家族が集まるときなどに、みんなで鍋を囲んで食べる身近な料理です。

本州から友人や親戚が遊びに来たときは、サッポロビール園やアサヒビール園などのビアガーデンやレストランに案内をして、ジンギスカンを楽しんでもらうこともよくありました。

北海道のジンギスカンには、大きく分けて二つのタイプがあります。一つは、焼いた羊肉をたれにつけて食べるタイプ。もう一つは、あらかじめ羊肉をたれに漬け込んでから焼くタイプです。

私は子供の頃からずっと、焼いたお肉を後からたれにつけて食べるスタイルだったので、実は漬け込みタイプのジンギスカンを食べたことがありません。

北海道は広いので、地域によってこうした食文化の違いが結構あるのです。

スーパーに行くと、羊肉のコーナーには、生の羊肉にしゃぶしゃぶ用の羊肉、冷凍ロール肉などが並んでいます。

冷凍ロール肉は、半解凍の状態でそのまま鍋にのせて焼いていくのが定番のスタイルです。

そしてジンギスカンに欠かせないのが、ごま塩おにぎりです。焼肉のときは白いご飯が食べたくなりますが、ジンギスカンには断然、ごま塩おにぎりがよく合います。

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