リーキーガット① 〜慢性病のメカニズム

ヘルスケア

人はなぜ病気になるのでしょうか

私達人間の体には、自然治癒力が備わっています。

​​​​​​自然治癒力とは、体が自ら病気や傷から回復しようとする力のことです。

人間の体は、ウイルスや怪我など外部からの攻撃や、内部の異常に対し、

非常に複雑で効果的なメカニズムで対処しようとします。

そのシステムの一つを「炎症」といいます。

「炎症」は、「急性炎症」と「慢性炎症」に分けられます。

「急性炎症」は、一過性の症状で、通常、急速に始まります。

例えば、怪我や感染、化学刺激などが原因で起こります。症状には、赤み、腫れ、熱感、痛みなどがあります。

これらの症状は、炎症が発生した部位に血流が増加し、免疫細胞がその部位に移動することで引き起こされます。

移動した免疫細胞は、病原体や損傷した細胞を排除し、修復プロセスを開始します。

通常、数日から数週間で組織の損傷は修復されます。

慢性炎症」は、身体の組織や器官に長期間にわたって続く炎症の状態を指します。

急性炎症」が短期間で治癒するのに対し、「慢性炎症」は継続的に低レベルの炎症反応が起こり、

組織が損傷を受けたり、修復が適切に行われなかったりします。

慢性炎症は、様々な疾患の基礎となります。

例えば、自己免疫疾患、動脈硬化症、糖尿病、アルツハイマー病、喘息など現代病と呼ばれる慢性病は、

慢性炎症がきっかけとなっています。



タイトルとURLをコピーしました